アルツハイマーの母を遠方から見守る娘の徒然ブログ

アルツハイマー病と診断された母と遠方から見守る娘の闘いの日々です。

母の記憶

ここのところ朝、晩の薬飲んでね電話をサボりがちです。朝は電話出来ても、夜はなかなか通話ボタンが押せずにいます。この頃は母の機嫌も悪くはないのですが…

週末、休みの日は朝の電話もしないことが多くなりました。

毎日毎日、母のことばかり考え、定期的に電話をすることが苦痛で仕方ありません。

薬は飲まないといけませんし、様子を確認する必要もあるのは分かっているのに。

 

最近、母は朝10時半頃に電話してもまだ寝ていることがあります。電話に出ると「夜、眠れなくて、ついさっき寝たばかりなのにっ‼」と怒っています。記憶が10分ももたない母の「夜眠れない」をどう捉えればいいのか…

一緒に生活しているわけではないので実状は分かりませんが、眠れない訳はないと思うのです。眠れない事を覚えているのでしょうか。

認知症の症状の1つに睡眠障害もあるようです。母にもその症状が出てきたのでしょうか。

薬がちゃんと飲めない日々は続いています。ファイルに日付毎に分けて入れてあり、その日の日付の数字の薬を飲めば良いようにしてあるのですが、それが理解出来ないようです。

7日に「7」の記載してあるポケットの薬を飲めば良いのですが、それが出来ません。

「1から飲めばいいのね。」

「2も3も入ってるけど、前から飲めばいいのね。」

 何度説明しても日付の数字とポケットの数字を合わせる事を理解出来ません。記憶だけでなく理解力も衰えて来ているようです。

また、薬の入ったファイルもどこに置いたかすぐに分からなくなります。薬を探しているうちに、

「あれ?何、探してたんだっけ?」

と、探しているものも忘れてしまいます。記憶もどんどん衰えているのを感じます。

 

アルツハイマーと診断されて来月で1年。早かったような、果てしなく長かったような…いつまで続くのでしょうか。気が遠くなるようです。