アルツハイマーの母を遠方から見守る娘の徒然ブログ

アルツハイマー病と診断された母と遠方から見守る娘の闘いの日々です。

あれから1年

アルツハイマー認知症と診断された母との闘いの日々を綴り始めてから1年が経ちました。

あれから、母の状態は悪化の一途を辿っています。どんどん意固地に、頑固に、自分勝手になっていく母。

最近では自分に都合の悪いことを言われると、口をきかなくなります。

そして、「ぐずぐず、ぐずぐず、うるさい」「分かっているんだから、何も言わなくていい」と電話口で怒りだします。

まったく会話になりません。

1か月に1度の病院の付き添いの日が近づくにつれ、私の心の余裕もどんどんなくなっていきます。些細なことにもイライラして、家族に当たったり、泣いたり、怒ったり…

こんな状態が続けば、精神的に追いつめられる日もそう遠くはない気がしてきます。

母は、日常生活のほとんどが出来ません。

片付け、掃除、洗濯、洗い物、料理、入浴、着替え、規則正しい起床、睡眠、服薬…

すべて出来ていません。食事も思い立った時に近くのコンビニに行って買ってくるだけ。同じものを何個も買って、買ったことも忘れてそのまま置いてあることもよくあります。

朝11時頃にようやく起き出し、お腹が空いたら、コンビニに行って500ミリリットルの発泡酒を2本と食べもしないカップ麺、唐揚げ、スナック菓子を買ってきて、昼間からアルコールを飲んで、眠くなったら寝る…

そんな毎日です。

体が動かない訳ではないので、機能的には「出来る」のかもしれませんが、果たしてそれで「出来る」と言えるのでしょうか。

私には一人での生活はもう出来ていないように思えます。

それでも介護認定は「要介護1」

では、どんな状態になったら、施設にお世話になれるのでしょう。

私は1日でも早く施設にお世話になるのが良いと思っています。

ただ、経済的に余裕があるわけではないので、母の年金で費用を賄える施設を探すのも大変だろうと、ある意味覚悟しています。

私は経済的な援助をする余裕はありませんし、そんな気持ちもありません。

住宅ローンも抱えていますし、私たち夫婦の将来のことも考えなければいけません。自分たちの将来を母の犠牲には出来ません。

弟にも住宅ローンがあり、小さい子どもも2人。母に援助するお金があるなら、子どもたちのために残しておくべきだと思うのです。

 

母の状態を見ていると、あまり時間もないように思います。施設にお世話になるための準備も始めなくては…