包括支援センター
母がアルツハイマー病と診断されてから、私なりに、病気について、認知症について、
介護保険について勉強を始めました。
そこで、見つけたのが「包括支援センター」です。
何をどうしていいのか、右も左も分からない中、すがる思いで相談に行きました。
窓口で対応してくださったのは、ケアマネージャーさん。
要領を得ない私の話にも、耳を傾けてくれました。
介護認定を受けるための申請の方法、手順、介護サービスについても
説明を受けました。
まずは、介護認定から。
役所の担当者が実家を訪問して、母と面談するとともに、主治医の意見も加味し、
判断されるということです。
介護認定には、要支援1 2 要介護1 ~ 要介護5 までの段階があります。
介護度合いに応じて、受けられるサービスが違ってくるそうです。
心配だったのは、面談について、母は拒否する可能性が高い事。
自分はあくまでも正常だと思っている母が、介護保険の申請を受け入れるはずはありません。
そう話すと、「健康調査」の名目で訪問するので、大丈夫、と。
そういう方も多いので心配は要りません、とおっしゃって下さいました。
介護認定申請の書類を記入し、帰りがけに、ケアマネージャーさんが、
「よく1歩を踏み出してくださいましたね。」と声をかけてくださいました。
先が見えず、どうしていいのか途方暮れる毎日を送っていた私に、
その一言がどれだけ嬉しかったか…
今でも涙が出そうになります。