アルツハイマーの母を遠方から見守る娘の徒然ブログ

アルツハイマー病と診断された母と遠方から見守る娘の闘いの日々です。

介護認定の面接。

包括支援センターに相談に行ってから、約半月。

介護認定の面接の日になりました。

 

当日、役所の担当者の方と、包括支援センターの担当の方が、

2名で、実家を訪問されました。

 

「健康調査のお願いに参りました~」

と、担当の方がいらっしいましたが、案の定母は、拒否反応を示し、

「玄関でいいですよね。強制ですか?」

と、家の中には案内しませんでした。

私が構わず部屋の中へ案内しましたが、母は気に入らない様子でした。

 

面接が始まりました。

名前や生年月日、住所などの簡単な質問から、

買い物に行くか、料理はするか、など日常生活の質問もありました。

今の季節は?などの簡単な質問には、

「そんな質問はやめてください。私は大丈夫。

 質問が間違っているんじゃないですか」と怒っていましたが、そこはプロの方。

「すみませんね~、全国一律でみなさんに同じ質問をしてるんですよ~」と、

母の怒りを交わしながら、質問が進んでいきました。

 

口頭での質問の後、運動機能についての簡単なテストがありました。

寝返りがうてるか、起き上がることが出来るか、立ち上がることは出来るか、

その場での足踏みなどなど…

それについても、母はいらだって、

「なんでこんな事をしないといけないんですか。お客が来るので、もう帰ってください。」

と、来客の予定もないのに、嘘を言って帰そうとしていました。

それでも、担当の方は、笑顔で「申し訳ないですね~。もう少しですから、協力してくださいね~」とおっしゃって、面接が進んできました。

 

母への面接が済むと、担当の方が私に

「娘さん、申し訳なのですけど、ちょっとご近所を案内してもらえませんか?」と、

私を外へ連れ出してくれました。

 

そこで、今度は私が母の日常についてお話ししました。

母が答えた質問についての実情をお話できました。

 

母:料理は毎日している。おかずもお味噌汁も毎日作って食べている。 

 ⇒ほとんど料理はしてない。お惣菜を買ってきてレンジで暖める程度。

母:毎日、近くのスーパーへ買い物に行く。

 ⇒近くのコンビニに行く程度。

母:毎日、散歩している。

 ⇒家からほとんど出ておらず、毎日家の中でぼぉっとしている。

母:お風呂は毎日入っている。

 ⇒お風呂は1週間に1度も入らない。

母:洗濯は毎日している。

 ⇒洗濯している様子はない。下着などがそこらに置いてある。

 

などなど…母が話した事は実情とはかけ離れていたので、1つ1つ訂正しました。

母が嘘をついている自覚があるのか、本当にそうだと思い込んでいるのか、

判断はつきませんが、担当の方へ実情をお話する事が出来たのは、良かったと思います。

 

介護認定の結果は約1ヶ月後に郵送されてきます。

どんな結果が出るのか…

結果が出ても何かが変わるわけでもないのですが…